チーズ君ジュークボックス化 | 酔いどれ Little Engineer

チーズ君ジュークボックス化

いまだにグラフィックボードの帰ってこないチーズ君(僕のウィンドウズマシン)ですが、最近彼はジュークボックスと化しています。僕の部屋のCDはそれほど多くもなく200枚ちょっとですが、逐一CDプレーヤーに入れ替えるのが非常に面倒くさくて、パソコンで再生することが多くなっています。MP3にエンコードした音源ですが、以前は64kbpsとビットレートを落としてMP3プレーヤーに曲数が多く入るようにしていたのですが、ハードディスク初期化ですべて消えて以来、128kbpsで保存しています。そのせいで極端に音が悪いというわけでもなく、普通の再生で普通に聴けるというのも、彼の活用の一因となっているのです。

で、今回は、以前にも少ししたMP3のお話と、僕が使っている少し便利な無償ソフトの紹介です。

MP3(MPEG1-Layer3)ってのは、CD音源である1411kbpsのデータの中から人間の耳にあまり聞こえない、または、なくてもそんなに気づかないという部分をそぎ落としたフォーマットです。そのエンコード方法もいろいろあって、それにはDLL(ディーエルエル)という、一種のプログラムが使用されているのです。いろんなエンコードソフト(エンコーダ)はなんしかのDLLを用いているのですが、そのDLL次第で、同じビットレートのMP3でも音質がかなり違ってくるのです。i-tunesで使用されているのは、アップルが独自で開発したものでエンコーダとしては最低らしいです。だから、別のエンコーダを使ったほうがいいってのはあるのですが、僕のオススメは、「Real Player」です。リアルプレーヤーは、Windows Media Playerみたいな、マルチメディアソフトなのですが、これは何のDLLを使っているかは分からないですが、音がいいんです。エラーが多いソフトでもありますが、CDからMP3としてリッピングする分には文句はないかもしれません。しかし、CCCD(コピーコントロールCD)はリッピングすることができないので、そのときは違うソフトを使うことになります。そこで使ってるのが、「CDex」というソフトです。良質のDLLと呼ばれてる「LAME」というDLLを使ってエンコードしていて、細かいビットレート、サンプリング周波数の設定を簡単にできる上に、音もいいです。これは海外のソフトで、日本語化する方法もあるのですが、少々ややこしくて、してません。ですので、CDDBを使って、自動でタイトルを入力してもらう方法もしりません。MP3にはIDタグってのがあって、それに、曲のタイトル、アーティスト名など記録させておいて、ポータブル機器などで表示してくれるのですが、たいていの場合、CDの情報をネットからダウンロードして勝手にタグを記述してくれるので、MDと違って、自分で入力するって手間がなく便利です。でも、日本語していないので、ダウンロードできず、結局自分でタグを編集するしかありません。そこで活用しているのが、「Super Tag Editor」というソフトです。エクセル感覚でタグを一括して編集できるので非常に便利です。

ここからもう少し。パソコンをジュークボックス化してて、CDのボーナストラックなどの無音部分ってのは非常にうざったく思っていました。これは、ポータブル機器を使っててもそうなのですが、音がなってないのに、そのアルバム終わってないし!みたいな感じで、なんか、イラっとくる時があるのです。または、CDによって、マスタボリュームって違いますよね?このCDだと、音はおっきいし、けど、このCDやと、なーんか小さい。とか。再生ソフトによって、自動調整してくれたりもしますが、全部のソフト、ポータブル機器でそれをやってくれるかというとそうでもないので、音源自体の音量をいじる必要があります。そこで、音源を編集するソフトの登場になります。いつも使ってたのは「Sound Engine」というソフトです。これは、CD音源である1411kbpsのwavってフォーマットの音源を編集することができて、しかも使い方が簡単です。みたまんまです。簡単です。いろんな編集できます。けど、wavしかいじることができないので、いったんwavとして保存して→編集して→エンコードという少々面倒なステップを踏むことになります。そんな現状を打破すべく、最近使ってるソフトに「Audicity」ってのがあります。これは、Sound Engineほど、使い勝手がよくありませんが、MP3音源を取り込んで、編集して、また、MP3を書き出すということができるソフトです。このソフトを使用するにあたって、必要となるのが、LAME.DLLです。MP3から音源を取り込むといっても、これは、MP3から波形を読み取ってるだけで、書き出すにはまたDLLが必要となるのです。ですので、CDexのプログラムに使われているLAME.DLLのパスを指定してあげれば、これを編集機能付きエンコーダとして使用することができます。このソフトの便利なところはまだあって、マイクやLine Inから、音源を録音することができることです。ですので、MDの音源や、カセットテープ、レコードなどの音源を、アナログですが入力して、編集して、wavや、mp3に書き出すことができるのです。これを使えば、カセットテープとかをCDに!とかできちゃうわけなのです。まあ、やったことないけど、こんどやってみたいなあと思います。

とまあ、いろいろ紹介しましたが、紹介したのは全部タダで手に入るソフトです。なので、いろいろやってみると結構楽しいです。へへへ。