妥協 | 酔いどれ Little Engineer

妥協

風邪をひきました。昨日、休みをとったことで昼寝に興じていたら、体が冷えて、起きた時に悪寒がはしり、38度の熱が。その後どんどん上昇し、昨晩39。2度を記録しました。出かける用事があって、立ち上がったのですが、強烈な吐き気に襲われ嘔吐。そして用事をキャンセルしました。薬を飲んでじっくり寝た結果、今朝は37度丁度まで下がり、まだ少ししんどくて、出勤しようか、休養するか迷ったのですが、結局、出勤することしました。これは、あまり仕事に対して妥協したくはないなあという、自分なりのこだわりみたいなものがありましたし、しんどいことはしんどかったのですが、いつも以上に気合いをいれて、妥協することなくがんばりました。

この'妥協'って言葉、時には良い意味合いで、時には悪い意味合いで使われることがあります。そして、妥協と我慢ってのは、すごい近いところに存在しているような気がします。妥協ってのは、自分なりに「ここまでなら許せる」ってラインだと思いますし、それには我慢が伴うからです。今、社会は、この妥協と我慢ってのを必要としているのかもしれないと、かなり自分よがりの意見ですが、思ったりします。ロンドンで同時多発テロが起きました。この背景として、イラク戦争でアメリカに賛同した国への報復があります。そのイラク戦争がなぜ起きたかと言うと、フセインが隠し持っているかもしれない大量破壊兵器の真相を暴き、テロリストへの流出を阻止する為でした。結局、あれだけ査察を拒んだフセインは、それを持っていなかったのですが。
テロリストに脅威を抱いた、あのニューヨークでの惨劇以来、泥沼が続いています。やったらやり返す、やられたらやり返すのくり返し。そこで犠牲になるのは、普段の生活を一生懸命営んでる普通の人。ほんの一部の人の思想や理想や復讐の為に、関係ない人が狙われて、結果、憎悪が憎悪を生みます。どこかで我慢できる誰かが妥協して、終わらせるしかないのかなと思ったりします。人の命を奪うってことは、思うより簡単かもしれませんが、テロする人には、そこから得るものは何もないことをよく考えてもらって、難しい対話への道を選んで欲しいとおもいます。ああ、地下鉄乗るのこわひ。